45
 非番の日曜になり、普段疲れていた心身を休める。


 部屋で一日中ずっと、サスペンスドラマを見たり、推理小説を読んだりして過ごした。


 そしてまた月曜になり、新たな一週間が始まる。


 朝、署に出勤し、先にフロアに来ていた島田に、


「おはよう、シマさん」


 と言った。


「ああ、トノさん、おはよう。……眠そうだね?」


「うん。俺も朝弱くてね。コーヒー飲めば、変わるけど」


「じゃあ、苦いのを一杯飲んだら?」


「ああ」


 頷き、パソコンの電源ボタンを押して、起動する前にフロア隅のコーヒーメーカーへと行く。


 そしてコーヒーを一杯淹れ、カップに口を付けた。