昼過ぎに食事が配られ、刑事課長の樋井が、
「トノさん、羽野和夫と衛藤稀人が主犯の警視庁広域指定七×二事件に関して、本庁から捜査とか応援の打診ない?」
と訊いてきた。
「ええ。……重要案件ですから、普通は課長をお通しするんじゃないですか?」
「まあ、そうだけど。……現時点でこれと言って情報入ってきてないんだね?」
「はい。私も本庁の方から離れてますし、別に本庁のヤマは本庁の関係者が追うのが筋だと思いますが……」
歯に衣着せず、言う方である。
そこら辺りはしっかりしていた。
食事を取り終えて、しばらくデスクの椅子に座っていたのだが、やはり気を抜けない。
食後、少し休みを取れば、後は全力で仕事である。
昔ほど、張り切れずにいた。
四十代前半だから、まだまだこれからなのだが……。
「トノさん、羽野和夫と衛藤稀人が主犯の警視庁広域指定七×二事件に関して、本庁から捜査とか応援の打診ない?」
と訊いてきた。
「ええ。……重要案件ですから、普通は課長をお通しするんじゃないですか?」
「まあ、そうだけど。……現時点でこれと言って情報入ってきてないんだね?」
「はい。私も本庁の方から離れてますし、別に本庁のヤマは本庁の関係者が追うのが筋だと思いますが……」
歯に衣着せず、言う方である。
そこら辺りはしっかりしていた。
食事を取り終えて、しばらくデスクの椅子に座っていたのだが、やはり気を抜けない。
食後、少し休みを取れば、後は全力で仕事である。
昔ほど、張り切れずにいた。
四十代前半だから、まだまだこれからなのだが……。


