新宿のデカ

「ああ。覚せい剤の横流しだろ?本庁の組対五課のデカさんの手柄だな」


 島田がそう言い、パソコンのキーを叩き続ける。


 マシーンの電源ボタンを押し、起動する合間に、コーヒーを一杯淹れた。


 熱々だったが、夏場でもこれで我慢するしかない。
 

 パソコンが立ち上がったことを確認し、キーを叩き始める。


 暇なしだ。


 ずっと仕事がある。


 若干疲れがちだった。


 いろんな面で鈍っていて。


「トノさん」


「何?」


「今日、道場で稽古しない?腕鈍るとまずいから」


「ああ、そうだな。……じゃあ、シマさん、午後からのスケジュール開けてて」