「それ、大ニュースじゃない?」


「ああ。浅倉がやったと見て間違いない。いつかはこうなるって思ってたんだけど、案外早かったな」


 島田がそう言って、デスクに戻る。


 木曜の昼、食事を取り終えてデスクに座り、パソコンに向かっていた。


 すると、島田が、


「トノさん、今日射撃訓練しない?」


 と言ってくる。


「ああ。俺も鈍ってると思うし」
 

「いい機会だと思うよ。……銃使ってないと、警官らしくないだろ?」


「うん、まあ、そうだね。愛用してるオートも、ずっと手入れしてるからな」


 使用中の拳銃はオートで、普段手入れ中は底部の安全装置を外し、中の埃などを綺麗に取っていた。


 いつも思うのだ。