新宿のデカ

 そのまま庶務を始めた。


 過去の手書きの調書をオンライン化するのに、所轄の刑事である俺や島田が駆り出されるのだ。


 ゆっくりする間はない。


 ずっとキーを叩き続けた。


 腱鞘炎はひどい。


 悪化し続けている。


 だが、気にしても仕方ない。


 仕事をしている以上、付いて回るからだ。


 職業病として。


 そして島田が言った。


「本庁のデカが、棚町を強制起訴したって」


「やっぱ、それしか方法がなかったんだな」