せっかく今まで辛抱強く頑張ってきてたのに。 それにもう少しで学校を卒業できるのに。 卒業まで頑張ればいいのに。 そんなあたしの无潟さんへの思いを、花瑤さんたちに簡単に踏みにじられる。 「もう无潟さぁ、来ないから〜ターゲット変えようよ〜」 楽しそうに取り巻きが花瑤さんに提案する。 「いいねぇ。もうあいつのことはいいや。 今度は誰にしよーうかなー」 昼休み前の休み時間。