「やっぱりあいつ来ないと、せいせいするよね」 「もう来なきゃいいのに」 高笑いする女子の声が嫌にでも耳に入る。 クラスみんなに聞こえる声で話さないでもらいたい。 愚かなことをしているのも気づかない連中の行動なんて、聞きたくもない。 ――――――――――― ――― 次の日。 今日も无潟さんは来なかった。 次の日も、また次の日も。 週が開けても无潟さんは学校に来なくなった。