「あの子達のことをガキ呼ばわりすんな! 久佐野なんかに、あの子達を見下す権利は無い」 相手に手を出さないように、必死に拳に力を込めた。 加えて意外と自分の声が大きかったことに、恥を感じた。 「悪い。 そういえばお前って孤児院で暮らしてたんだった。 だからあの子供たちに関しては、厳しいんだ。 本当、悪かった。 それにしても、俺の名前呼んでくれたな…」 ハハと薄い笑い声を漏らして先に教室に入っていく久佐野。