あ、そう。と思ったあたしは一瞬彼を見て止まり、呆れた感じをして階段を上り続ける。 「俺の名前、覚えてくれた?」 覚えてもらいたいのか、この人は。 「覚えるわけないじゃん。 まぁ思い出せたら使うかもしれないし」 「なんだよー、その適当な感じ。 ガキとつるんでる時は、思いっきり楽しんでるくせに」 あたしはこいつの"ガキ"発言にブチッと来た。 だからあまり人がいない場で、考えずに相手にキレた。