「ごめん。 あんまり話しかけてもらいたくないから」 あたしは教室を目指して歩き出す。 3年生の教室までは、階段を使っていかなければならないので、少し遠い。 「それって、酷くね?」 彼もあたしの斜め後ろを歩き始める。 「昨日初めて話したっていうのに、よくもそんなに気軽に話せるよね。 すごいよ」 あたしの気持ちに一旦間を置く男。 「俺はポジティブに生きようとしてるんだ」