「ドールが勉強終わったら、クーコと一緒に寝ればいいじゃん」 布団を敷き終わったケリミが言う。 「でもそしたらクーコの寝る時間が遅くなるじゃん。 クーコ、最初は1人で寝てて。 それからあとで、あたしが一緒に寝てあげるから」 「うん…」 ケリミはなにか言いたそうな感じだったけど、なにも言ってこなかった。 そして不服そうなクーコ。 「おやすみー」 布団に入ったゲミが挨拶をする。