中身があまり感じられないスモークとのやり取りに、あたしは棒読みで答える。 「はっ。俺が言いたいことはそんなじゃなくて… とにかく来い」 右手を思いっきり振ってあたしをつれて行くように指図する。 なに…? なんか態度がよそよそしい感じがする。 スモークにとってはっきりと言えないことって何だろう。 基本的に彼は戸惑うことなんてないのに。 スモークが部屋に入りあたしもその後に入室する。