服を着ようとしたら、事務室のドアは開かれた。


あたしは焦ってしまい、そこを振り返る。



あたしの目にはキングデビルが映った。


彼はいつもよりものすごい形相をして、あたしに近づいた。



そしてあたしの頬をビンタし、勢いよく突き飛ばした。


あたしは久佐野の隣に打ちつけられた。



「何をしてるんだ?!

はしたない真似をするな!


お前がやってることは何の事かわかってるのか!?」



こうなった経緯を知らないで、ガミガミ言うキングデビルがムカつく。



あたしは何も言わず服を着て、久佐野の手を引いて事務室を出た。