だが後ろにいるもう一人の男に、両耳の付近を挟まれ顔の動きまでも制限させられる。
「やめ...ろ」
「自分の立場わかってんの?
命令すんじゃねーよ」
あたしたちと少し距離を取って、楽しそうに観賞する花瑤は言う。
同意するように頷いた赤司は、あたしの口の中にボトルの先を突っ込んだ。
一気に入る混んでくる酒に、あたしは蒸せる。
飲み込んでしまった酒は少量で、残りは制服に染み込むか、相手のどこかについたりする。
「ちゃんと飲み込めよ!」
あたしはこれだけで抵抗する力が喪失してしまった。
「お願い...だから...やめて...」
弱気になったあたしは、下を向くことしかできない。
酒の匂いが、あたしの嫌な記憶を思い出させる。
自然と倒れていく体を、後ろにいる男に乱暴に起こされる。


