身体中についたチョークの粉を水で洗い流す。
なかなか落ちてくれない。
一応うがいはしたが、喉に違和感がある。
しばらく除去されなさそうだ。
少しだけ身なりがマシになったあたしは、教室に戻る。
今藤が雑巾を手にして、床を拭いている。
あたしにかけた粉を掃除している。
きっと花瑤に命令されたんだろ。
もうあたしは今藤とは関わらない。
ああいうことしたということは、もう自分でなんとかできるってことでしょ。
自立しようとしてる彼を、あたしは邪魔しないんだから。
「今藤はひどいな」
また友達感覚で話しかけにくる、花瑤。
お前が元凶のくせに。


