少しだけあたしは咳き込んだ。 クラスのほとんどの人があたしたちの光景を見ている。 今藤がこんなことするとは... あたしが今までやってきたことってなんだったんだ。 謹慎までくらって、守ってやった命をこんな風に仇として返してくるなんて。 でも彼の表情を見れば、どんな心情なんかがわかる。 なんてことしてるんだ、と怯えている。 そんな彼にあたしは言った。 「もうあたしが今藤を守らなくてもいいみたいだな。 気が晴れて清々するわ」 そして突然来た苦しさに咳き込みながら、トイレへ向かった。