するといつもの不気味な笑みで、彼女はあたしを見てきた。
「あー。 面白い。
今度は少しやり方変えてあたしを笑わせてよ。
夏服に替わったばかりなのに、水浸しにしないで」
なんて言うと、姿を消した。
何かを入れたカバンを持っていたから、体操服にでも着替えるんだろう。
「あれ、お前がやったのか?」
まるで久佐野は代表者になったかのように、堂々と訊いてきた。
「だからなんだって言う?」
あたしにとってそんな行動は、ただのヤジにしか思えない。
「面白くなってきたな と思って」
ほら。 楽しんでる。
こっちの気も知らないで。
「あのさ、前みたいに...」
「おいドール、行くぞ。
また騒動を起こす気か」


