「な...に?」
皆が注目してるだけあって、あたしに対しても高めの声を出す花瑤。
心の中では何されるかわかってるくせに。
あたしはバケツを花瑤の頭の上まで持ち上げ、それを逆さまにした。
水が花瑤を覆った後、床に広がった。
あたしの行動に驚き、
「きゃぁっ!」と声を漏らした女子が複数いる。
「ドール!!何やってんだ!」
先生がものすごい声であたしに迫ってくる。
だけどそんなのにも目に暮れず、着席している彼女を突き飛ばした。
あたしの力を利用させて、わざと自分の体を打ち付けていた彼女。
周りにアピールしているのが丸分かりだ。
「やめて...!」
絞り出したように思わせる声。


