「ドールは突拍子ないことするから、不安になる。
だけど心配しなくても大丈夫って思える」
あたしがもう少しで完食しようとする時に、彼は言った。
「褒めてんの?」
「べつにー。
ただの独り言」
なんて言うと、椅子で遊び始めた彼。
「ケリミは?
まだ帰ってきてない?」
「まだ。てか今日は帰ってこねー」
え? ケリミ帰ってこない?
何があったんだ?
「あいつ、里親候補の所に行ったんだ。
母さんや父さんが欲しいって素振り、全然してなかったのにな。
突然キングデビルに談判したらしいよ」
ケリミ...
辛いことがあったのに、どうしてまた同じことを繰り返すんだ?
もう里親すら拒否してるはずなのに。
少なくともここにいる子は皆、ここで独立したいと思ってるはずだ。


