「ちゃんと俺の質問に答えろ!」
廊下にいても聞こえたキングデビルの怒鳴り声。
あたしはそれを無視し、自分の部屋に戻った。
部屋のドアを開けると、スモークがあたしの勉強机に座り、置いてある小説を読んでいた。
机にはちゃんと弁当箱が置かれてある。
あたしが来たことに気づいたスモークは、ぱたりと本を閉じた。
黙ってあたしの椅子から退いた彼は、このまま出ていくのかと思った。
「何で弁当食べてねーの?
いつも完食してるのに」
何であたしが弁当食べてないのわかったの。
もしかしてリトルデビルに頼んだこと、スモークがやってくれたのか。
彼はケリミの椅子に座る。
あたしはなんとなくスモークと目が合わせられない気がする。
「腹減ってなかったから食べなかっただけ。
それだけ。 だから気にしなくて大丈夫」


