「構うなよ。 そんなヒョロ男に。 時間と労力が無駄だと思わないの?」 突然花瑤さんが、田和さんの行動を止める。 ヒョロ男と言われた男子は、腰が抜けてる。 そしてあたしは昼食を食べてた手を止め、それを片付けた。 時間が余った昼休みは、大抵図書室で過ごす。 ここは静かで、一番落ち着ける場所だ。 席について本を読み始める。 ―放課後― 帰りの準備をてきぱきとする。