「平気」 「俺が家まで送ってってあげようか?」 なに、その上から。 まぁ先輩だから仕方ないか。 「あたしは大丈夫」 あたしは立ち上がり、鞄を強引に受け取り、歩き始めた。 「強がんなくていいのに。 俺はおまえを家に送ることくらい、なんとも思わねーよ?」 「余計なことしないで! もうあたしは子供じゃないんだから、一人で家くらい帰れる!」 と、大きな声で言うとあたしの頭はくらっとした。 とっさに壁に手を突いてしまう。