この時あたしは自分を制御し、このまま教室に戻る。
あたしのびっしょり濡れている姿を見る通行人は、当たり前だが驚いている。
そして友人と朝の出来事と今の事をリンクさせて話してる。
「おい、大丈夫か?」
目の前に現れてあたしに言う久佐野。
久しぶりに話しかけられた。
だがあたしは声を出さず、ただ睨んだだけだった。
「え、ドールどうしたの?
大丈夫?」
教室につくと、クラスの子があたしを心配してくれる。
あたしは鞄からタオルを取りだし、濡れてる部分を拭いた。
「花瑶だよ」
あたしがその名を出すだけで、話しかけた子は今にでも逃げたいようにする。
「わかってるよ、関わりたくないんでしょ?」


