まぁ最初はこんな感じだから仕方ない。
最近のあたしは施設でも、自分の調子を押さえられてない。
だから周りの人に当たることがある。
極力クーコやデルのように、小さい子には当たらないようにしてるけど、やっぱり無理な時もある。
だって未だに花瑶は毎日あたしに、嫌がらせをしてくるから。
もうやり返さないようにしてるけど。
やっぱり手は出てしまう。
クラスの子も怯えきってる。
保健室や職員室に避難に行く人が出たくらいだし。
あたしだけが花瑶に色々やってるから、他の人に火の粉が飛ぶことはそうそう無いことなのに。
昼休み。
「ドール! ちょっと来て」
体操服から制服に着替えようとすると、花瑶が普通にあたしに話しかけてくる。
だるっと思いながらも、彼女について行った。
「ちょっと待っててね」
個室に入った花瑶。
この時彼女がどの個室に入ったか、ちゃんと見ればよかった。


