生きていかなきゃ


「いちいちあたしの所に戻すな。

自分で処理しろ」


そう言われ、一瞬何のことだかんからなかったが、グシャグシャになってる紙を見せられ理解した。


朝の下駄箱に入ってたヤツね。


いや、自分で処理しろって言われても、そんなこと頼んでないし。


いらないし。


何で勝手にやり始めてることを、あたしが処理しなきゃいけないの。



あたしはようやく立ち上がった。


「今回はあたし、このゴミ捨てに行ってきてあげる。


でももう少し頼み方、変えた方がいいよ」


と言ったあたしは、自分の荷物と、ゴミ袋を持って下駄箱に向かった。



ちゃんとゴミを捨てたあたしは、いつも通り下校した。




施設に帰りつく。


スモーク以外は帰りついているようだ。


相変わらず賑わいがある。


この中に大雅はちゃんと入っていけるのかな。