あたしはなんだろうと思い、カーテンで覆われてる窓を覗いた。
やはり少ししか見えない。
だけどわかる。
大雅のお母さんと見られる人が、何者かによって刺殺させられたこと。
それは大雅にもわかることで。
「かあ…さん?」
彼は言葉をつまらせている。
ナイフを抜いた男は、大雅のお父さんと見られる男性に目を向けた。
「母さん…」
大雅は目の前の状況を受け入れられてない。
「父さん!」
男がお父さんと乱闘をしてる。
相手はナイフを持っているが、お父さんは素手だ。
勝てるはずがない。
あたしはとっさの判断で、大雅の両目を覆った。
「やだ!
離してよ!」
彼は暴れてあたしを拒む。
だけどあたしは大雅に人が死ぬ所を見せないようにする。
「うううあ‼」
お父さんの呻き声が聞こえた。


