「教えて、教えて‼」
納得のいかない大雅は、あたしにしつこく言う。
普段関わりの無い子だと思い、あたしは今の名前すら言わない。
「絶対言わないー」
なんて言うと、ふてくされる大雅。
それを見ると、自分の姿を重ねられる。
あたしは小学生染みたことをしてるんだ。
だが、変えようという気は更々無い。
「大雅の家はどこー?」
「もう少しでつくよ」
それからあたしたちは特に話をせず、歩いていく。
「あ、ここだ!」
大雅の家につく。
それはどこにでもある、普通の一軒家だった。
それだけなのに嫌な予感がする。
「ああああーーー!」
女性の甲高い声が耳をつんざく。


