帰りの時間になる。 あたしは暗い気持ちのまま、下校した。 「ただいま」 返事がないのを承知し、声を出す。 靴を脱ぎ終わり、クルッと回転すると。 そこにはジョウと大雅がいた。 「帰るの?」 「うん、そうなんだけどさ」 ジョウがもじもじしている。 「どうした?」 「ドール、大雅を送ってくれない? 家まで」 何でジョウはあたしにそんなこと頼むんだろう。 ジョウが行ってやればいいのに。 「あたしが行っていいの? やっぱジョウが一緒に行った方が…」