「いいなぁ 、学校休めて。

俺も休みが欲しいー」


そんな中、スモークだけはあたしに話しかけてきた。


「小学生みたいなこと言ってないで、早く行ってきなよ」



「ジョウやゲミは言わなかったぜ?」


「いいから、行きなよ」



と言うとつまんなそうに歩き出したスモークだった。



本当はあたし、学校なんか行きたくないよ。


何のために行ってるのか見えなくなってきてるし。



「おい」


階段を上がろうとしたら、キングデビルに声をかけられた。


「何?」


「本当は今の時間からは学校に居るんだ。

下手に動くんじゃねーぞ。


だからいつもお前が帰ってくる時間帯まで、ずっと部屋から出るな。


昼御飯はあいつが持ってくる。


トイレくらいしかここの退出を認めないからな」


相変わらずの形相でこちらを見られながら、あたしは言われた。



そんなこと、わかってるよ。