今藤はそう切り出す。
いじめられてる時はホント、ヒョロ男なのに。
こうやって何でもない時に関わると、普通の男子だ。
花瑶の攻撃を阻止できないのかね・・・。
「あたしあんたのこと、花瑶から守ってあげる」
倒れた体を起こし、先に保健室から出ようとした彼に言った。
一瞬こちらを振り返った今藤。
だけど返事をしてくれなかった。
きっと男としてのプライドが邪魔したんだろう。
今藤の次に黙って出た保健室は、意外にも閑静だ。
理科室での出来事で大騒動になってるのかと思ったけど。
そうじゃなかったみたい。
「失礼します」
今藤が先に校長室に入り、その後にあたしも一言言って入る。
相変わらず厳格なオーラを漂わせる校長。


