そんなあたしの言葉に、今藤は両手で顔を覆った。
きっと込み上げたものがあるんだろう。
あたし、こんなやつに自分の名前について言っちゃった・・・。
まぁいっか。
「赤木って名前は・・・?
親につけてもらったものなのに、使わないの?」
「別に。
里親から嫌みを込めて付けられた名前なんて、使いたくないだけ」
「じゃあ本当の親からつけてもらった名前は?
何て言うの?」
顔から手を離した今藤は、あたしを見つめてくる。
「いくら今藤でも、それは教えられない。
それにあたし、気に入ってないから」
「そっか。
・・・そろそろ行こうか。
校長室」


