「やめなさい‼」
だがいつの間にか事を知った先生が、あたしを止めに来た。
そのせいで掴んでいた今藤の襟を離してしまった。
まだ伝えたいことはあるのに。
「何でこんなことしたの?!
保健室で話し合いましょ。
あなたが彼に謝るまで、先生はあなたを返しませんからね」
そう言ってあたしは先生に無理矢理連行させられた。
理科室を出る時に花瑶の横を通ることになった。
相変わらずの楽しそうな笑み。
人の命を捨てそうにしたくせに、全然反省してない。
あたしはそれが許せなくて、花瑶の頬を思いっきりビンタした。
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