情けない。 午後の授業が始まる。 外から射す太陽の光は、あたし達生徒の眠気を誘う。 窓側の席にいるあたしは、意識が覚醒していない。 ちらっと花瑶の方を盗み見る。 いつまでもほくそ笑んでる。 ここまで来ると気持ちが悪くなるものだ。 授業が終わり、本日最後の授業を迎えようとする。 今日最後の教科は理科だ。 教室でやるのではなく、理科室に行かなければならない。