力なく笑うゲミ。


この前まではちゃんと友達と上手くやってたみたいだけど。


やっぱりここなんかにいたら、そうなっちゃうよね。


「そう言って、みんなゲミの元から離れていっちゃったの？」


「ううん。ちゃんと話してくれるし、友達だっている。

ただこんな所に来たくないってだけみたい」


「そう・・・」


これ以上何を言ってやれば良いか、思いつかなかった。


これだけはどうしようもないことだからだ。


それをわかったゲミは、何も言ってこなかった。




それから時間が経ち、みんなが帰ってきた。