まぁさっきのは仕方ないか。 今日はほとんど、イライラしてたし。 そのイライラを更に加速させたのは、花瑤だし。 とにかく今藤にはあまり目を向けないようにしよう。 施設に帰ると、上がいつもより賑やかだった。 階段を上ってみる。 「大雅ー‼ 僕にも貸してよー」 聞きなれない名前が、ジョウによって発せられる。 なんだ、友達と遊んでるんだ。 珍しい。 私はジョウの部屋に寄らず、自分の部屋で寛ぐことにした。