生きていかなきゃ


「悪かったね、昔からこんなやつなんだよ、あたしは」



昔からって言っても、スモークは最近来た人では無いが。


小学生の低学年くらいにやって来た、スモーク。



親に捨てられてここに来たのだ。


「知ってる知ってる。


そんなドール、俺は結構気にいってんだよ」



「そう?そりゃどーも」


私の返事に口を緩めてスモークは答えた。



そしてスモークはこの場を去る。



私もクーコとデルから離れた。