小走りした彼は、少し息が上がっている。 「べつに… いつもこんな感じじゃん」 そう流してあたしは帰路を歩く。 「おまえ、あの花瑤っていうやつに歯向かったらしいな!!」 あたしは冷めた感じなのに、久佐野はハイテンションで発言してくる。 しかも何、その情報。 あたしは別にあの人に歯向かったわけじゃない。 「どこから得た情報よ、それ。 あたし花瑤さんに歯向かってないから」 「そんなぁー、嘘つくなよ。 俺のクラス、みんな噂してるぜ」