お店になかったんだぁ」 「ママと同じものを持つ必要ない! こっちで正解だよ」 「どうしちゃったの? ドール。 そっか!ドールってママから貰ったものを持たれるの、嫌いなんだ!」 クーコの笑みは、嫌味なんて含まれてない。 だけど私は捉えてしまう。 忌々しい感じを。 「ふぁー」 クーコが眠そうに欠伸をする。 「眠いの?」 「うん… ちょっと疲れちゃった」