助けてくれたら、あいつなりに礼してくれるしさ」 あたしの言ってるのを阻んで、コイツは言った。 それ以上言い返せなくなったあたし。 確かに助けてあげる側の事情なんて、被害者にしたら無関係なんだから。 「あんた…何でそこまで今藤を庇うの? 知り合いでもないくせに」 気になるよ。 全然関わったこと無いくせに、こんなにあたしに言ってくるんだから。 「今藤だから言ってるんじゃねぇ。 ドールだから言ってんだ。 孤児院にいる子達は必死に守るくせに、クラスのヤツは知らんぷり。