「すいません…」 一瞬でも早く、この場から逃げ出したい今藤は、いそいそとゴミを拾う。 そしてこの場に耐えられないクラスメイトは、廊下に出て避難する。 気づけば席について2人を見守っている人は、あたし1人となった。 同じ中学だった子も、この場から逃げている。 よくあることだ。 どうとも思わない。 ようやくゴミを捨て終わった今藤は、自分の席につこうとしている。 その時、あたしは彼と目が合った。 ―――助けて。