そいつの名前は今藤。 下の名前は知らない。 学校に着き、教室にある自分の席に座る。 何故か花瑤さんも席に着いている。 イジメっ子の登校が遅いという概念を持っているのは、あたしだけなのだろうか。 やがて今藤も登校してくる。 毎日毎日、つまらなそうに。 もともと明るい人ではなかったけど、更に根暗になった気がする。 「今日もまた来たよ」 手下を持とうとしない花瑤さんは、そう言って1人で小さく笑っている。