生きていかなきゃ


「うん…」


デルはよほどみんなと遊ぶことが好きのようだ。


これからもずっと、そんな子であって欲しいな。




「ご飯の時間よー!」


みんなの準備を終わらせたあたしは、早速みんなを大きな声で呼んだ。


集合率がいいため、手間がかからない。



「カレーかぁ…」


小さく漏れるジョウの声。


聞こえてはいたが、あたしは聞く耳を持たなかった。



だってあたしが作ったわけじゃないから。





<1ヶ月後>


それから月日は流れた。