生きていかなきゃ


時計を見ると、そろそろ夕御飯の時間となっていた。


みんなのお腹が空いてるだろうと思い、台所へ向かった。



用意されてるものは、カレーライスだった。



「ドール!!」


人数分のお皿を台の上に置くと、後ろから駆け寄ってきたデルがあたしに抱きついてきた。


手を止め、デルと向き合う。



「どうした?」


「やっとドールが下りてきてくれた!」


なんとも嬉しそうな表情を見せてくれた。



「デル、今からご飯の準備するから、もう少しあっちに行っててくれない?」