夕食を食べ終えた俺とユキは学食を出てきた、自室に戻った。
部屋に戻ったユキはすぐに作っておいたシチューを食べ始める。
学食もなかなかの量だったのに、この細い体のどこに食べ物は収まっているのか。
「明日から授業ですね。クラスは違いますがお互い頑張りましょう。」
「そっか、明日から通常授業だったな。」
たしか入寮式の時にもらった資料の中に時間割が入っていたはずだ。
「…あった。」
時間割は月~金、全て5限まで。
数学、英語などの一般科目の他に、見たこともない教科が何個か見つけた。
「なんだ、この明日の2限の制御学って…。」
「制御学ですか?それ浜霧ではかなり大事な教科ですよ。」
「何するんだ?」
「それは受けてからのお楽しみですよ。…ごちそうさまでした。」
ユキは食器を片付けると、銭湯に行くらしく部屋を出て行った。
銭湯は3つの寮共通でかなり大きいらしい。
学校に慣れたら行ってみるのもいいかもしれない。


