「晃太くん、時間あったら うちのクラスおいでよ。 マーくんが考えた迷路だから絶対面白いよっ!!」



と元気に言葉を放った時、マーくんがクスッと笑って私を見た。



「ミサ、対象年齢は小学生までの子供だよ?」

「……あ、そうだった」



未就学児は保護者と一緒に入れるけど、それ以外の大人は入れない。

当然、高校生が入って遊ぶようなものではない。



「んー……じゃあアレだ、晃太くんが段ボール迷路を手伝いに来てくれるという方向でっ!!」

「やだよ面倒臭い。 ていうか俺の担当じゃないもん」

「うー……ケチ……」


「じゃあミサがお化け屋敷を手伝ってくれるなら俺もそっちを手伝うよ」

「それは無理っ!!」

「あはは、調子いいなぁ」



なんてやり取りの中、私たちはみんなで笑い合う。

そんなこんなで、あっという間に学校に到着だ。