4月。 中学の友達と別れを告げて入学したこの高校。 体験入部の真っ盛り、俺は一人の女の子を見つけた。 「麻央っ、こっちお花綺麗だよ!」 「本当?! じゃあそのお花バックでしゃがんでもらっていいかな?」 “麻央” そう呼ばれた女の子は、友達と花を撮って、愛くるしい笑顔で笑っていた。 「すげ…」 ポツリと呟いた俺の声は、 すぐそばにあった桜の木の花びらのように散っていった。 “話してみたい” そう思った。