そして今私は高校一年生、16歳にして 天涯孤独になってしまった 頼る人もいないし 学校を辞めて働こうか 真剣に悩んでいるところだった そこに現れたのは 今目の前にいる爽やかなお兄さん この人の話によると 母方の家で私を引き取りたいとのこと 母は5年前に病気で他界して しまっているが兄は今も元気に 暮らしているらしい 兄とは年に何回か 手紙のやりとりをしていた 離れていても変わらずに 優しい兄で手紙をくれる度に 写真も同封してある それはもう格好いいですよ