その後はどんちゃん騒ぎ
疲れてしまった私は
一足早く自室に戻り寝てしまった
次の日朝起きるとリビングで
お兄ちゃんが待っていた
「明日から桜琳に行くことになったから
これ、制服な?」
お兄ちゃんに渡されたのは
白のラインが入ったネイビーのブレザー
赤いチェックのスカート
お揃いのリボン
シンプルだけど可愛い制服
「それと俺の友達に会ってくれるか?
会いたいって言われてて」
困ったように頭をかきながら
お兄ちゃんが言った
「うん、私もお兄ちゃんの友達に
会ってみたい」
どうやらこの後ここに来るらしく
私は急いで着替えに戻った
私の部屋には大きなクローゼットがあり
中には溢れんばかりの服があった
おじいちゃんからのプレゼントなんだって
最初は断ったけどあんな顔で頼まれたら
断れなくなっちゃって…
お兄ちゃんからもプレゼントをもらった
お兄ちゃんが使っている時計の
レディースタイプのもの
色はピンクゴールドでとても可愛い
改めて家族になったからって
ここに来てから私は
もらってばっかりだな…
何かお返ししなくちゃ
