優しさ、そして愛


蓮の真剣な眼差しが
私を突き刺す




大切…




私だけ…?






「ほーら、そろそろ代表リレーだよ」






私たちは沙奈に腕を引かれ
待機場所に向かった






各組団から2チーム出ることになってるから
最初に走るのは私たちじゃないチーム





これで体育祭も終わり






お兄ちゃんたちが声援を
送ってるのが聞こえる






薫も斎もこっちまで聞こえるくらい
大きな声で応援してる






「絶対勝つから」





「俺たちがいるんだから」






蓮と翠に言われると心強い





それに安心する 







私も頑張って走ろう







みんなと一緒ならきっと勝てる