「ねぇ、違ってたら悪いけどさ」 「はい」 「キミが変なのは…学園祭の日のキスが原因だったりするの?」 ひぇ…… ま、まさか恐れていたその話になるとは! もう逃げられない…ですよねもう煮るなり焼くなり好きにしてください! 私は俯いて唇をぎゅっと噛む。 それを肯定するように黙った私の様子を知ってか知らずか、彼が話を続ける。 「あのとき確かにキスしてとは言われたけど、改めて考えると場所の指定はなかったよね。 ぼくのデータではもっとも有力だったのが唇だったからそうしたわけだけど……」